暑い中でのスポーツでは、パフォーマンスの低下や熱中症を予防するために、深部体温を上げすぎないようにしなければいけません。
深部体温は、皮膚などの表面温度とは違い、脳や臓器の温度を反映していて、通常は外気温の影響を受けにくく、一定を保つようになっています。しかし、暑い中、特に高温多湿な環境での活動や運動によってこの深部体温が上がってしまいます。その熱を逃すことが出来ずに、パフォーマンスを低下させるだけではなく、さまざまな症状を来してしまい、熱中症の状態になってしまいます。
ツール・ド・フランスで有名な自転車ロードレースでは、心拍数やパワーのモニターはもちろんですが、深部体温が測定できるセンサーを選手が装着しているチームがあり、レース中のパフォーマンス低下を防ぐ取り組みがされています。
水分補給で冷たい飲み物を飲むのは、この深部体温を上げない、または下げる目的があるからです。
しかし、冷たい飲み物を飲んだだけでは深部体温を下げきれないというのが現状で、最近ではもっと効率よく深部体温を下げるために色々な工夫がされるようになりました。
“暑い夏のスポーツではアイススラリーを使ってプレクーリングしましょう” に対して1件のコメントがあります。