深部体温のモニターができる新しいスポーツ・テックを早速試してみました

このところ、暑い時期の情報として、熱中症の対策について紹介していましたが、今日は新しいスポーツ・テックを使った深部体温のモニターについて紹介をしたいと思います。

今日紹介するテックは、スイスのメーカーが開発した「CORE」という深部体温のセンサーです。

運動中の深部体温

改めて深部体温についてですが、脳や内臓の温度を反映しているのが深部体温で、熱中症を予防するためには、この深部体温が上がりすぎないようにしなければいけません。

運動中は深部体温が運動強度や外気温の影響を受けて時間経過と共に上がっていきますが、深部体温にも運動やトレーニングに適した温度があり、心拍数やパワーのゾーンと同じように、トレーニングに最適なゾーンが設定できるとされています。

この深部体温をモニターするには、今までは直腸や鼓膜の温度を測定する方法がとられてきました。しかし、この方法は運動中は現実的ではありません。

そこで開発されたのが、「CORE」です。

心拍センサーと一緒に装着

自転車ロードレースの最高峰レース、ツール・ド・フランスのチームやトライアスリートが使用しているということを知って調べてみたところ、国内でも手に入ることがわかり、COREを早速導入してみました。

センサーは、写真のように心拍センサーのベルトに装着できる他にも、専用のシールが同包されており、貼り付けることもできます。私は胴体の脇の後ろあたりに装着してみましたが、ツールの選手たちもこのあたりにつけています。

対応しているデバイス

運動中の深部体温は、心拍数やパワーと併せてリアルタイムでモニターしたいところですが、ペアリングできるランニングウォッチやサイクルコンピューターはまだ多くはありません。ロードバイクで使用しているWAHOOのサイクルコンピューターには対応しているため、早速ペアリングしました。しかし、ページに表示できる項目に「深部体温」はなく、筋内の酸素飽和度などを表示する項目から総ヘモグロビンを選択して表示するようにCOREのマニュアルで指定されています。

そのため、サイクルコンピューターの画面では、写真のように総ヘモグロビンを表すTHBと表記されていますが、数値はしっかりと深部体温の数値が表記されているので、これを深部体温と理解しておけばOKです。

今後サードパーティのデバイスもアップデートされて、専用の表示項目が追加されたりしていくことを期待しましょう。

専用スマートフォンアプリ

COREを装着して運動をすると、写真のように専用のスマートフォンアプリにデータが取り込まれていきます。

写真では、38.27℃と表示されていますが、これがリアルタイムの深部体温です。その下に時間経過と共に変化する深部体温がグラフで表示されています。その深部体温がどのゾーンに当たるかも背景に色付けしてくれているので、とてもわかりやすいですね。

さらに、心拍センサーもペアリングしておけば、心拍数も併せて取り込んでくれるので、後からグラフで確認することができます。

深部体温をモニターできれば、ヒートトレーニングという暑さに強くなるためのトレーニングも可能になります。

 

より正確な深部体温のゾーンを決めるためにテストもあるそうですが、室内の暑い中で限界までやるそうで、まだやるかどうか迷っています。

もう一つの写真は、デフォルトで設定される深部体温のゾーンですが、通常のワークアウトは38.0℃から38.3℃のワークアウトゾーンでおこないます。ヒートトレーニングは38.3℃から38.6℃の範囲でおこないますが、このゾーンからはパフォーマンスも落ちやすくなり、38.6℃を超える熱中症の危険性が高くなります。しかし、ツール・ド・フランスやトライアスロンのトップアスリートは、40℃前後でもパフォーマンスを落とすことなくレースを続けているというデータもあるそうです。

過酷な暑熱環境でレースするトップアスリートは、凄いですね。

これから広まることに期待

この手のテックは、だいたいツール・ド・フランスで初お目見えし、そこから広まっていくことが多いのですが、今では心拍数をはじめ、パワーなど様々な数値が見られるようになってきました。もちろん、うまく使いこなしてこそのスポーツ・テックですので、ただ数値を取れば良いというだけのものでもありません。

この深部体温がモニターできるCOREは、国内ではまだあまり知られていません。購入できるところも少ないのですが、これからどんどん活用する人が増えていき、ランニングやサイクリングなどのスポーツだけでなく、過酷な条件で働く人たちのサポートにもつながっていけば良いですね。

スプリントでもランナーやサイクリスト、レーシングライダーなどのトレーニングでどんどん活用していき、有効活用していきたいと思います。

ご興味ある方は、是非下記のリンクからCOREについて詳しくみてみてください。購入もこちらからできます。

http://corebodytemp.co.jp/

スプリントのパーソナルトレーニングHERCULES CAVEでは、通常60分でおこなうパーソナルトレーニングに加え、30分で1種目に集中しておこなっていただける「30分シリーズ」のプログラムもご用意があります。

特にスクワットやデッドリフトのプログラムは、脚力アップにつながるトレーニングとして活用いただけます。さらに、バイクを使ったHIITもランニングでの脚への負担を軽減しつつ高強度の持久力トレーニングができ、脚力アップも期待できます。

※スキーエルゴを利用した30分トレーニングをご希望の場合は、「30分でHIIT」でご予約いただき、トレーニング当日にスキーエルゴをご希望の旨お伝えいただければ大丈夫です。

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