Pacer Proは軽量性を追求した新世代の気圧式高度計搭載GPS ランニングウォッチ。
本気で取り組むランナーの効率的な走りとパフォーマンス向上をサポートする、最新トレーニング機能を搭載しました。
Pacer Proは、ランニング時の心拍数、GPS、距離、スピード、ケイデンス、ラップ、消費カロリーといった基本項目はもちろんのこと、これまで上位機種でしか測定できなかった手首でのランニングパワーの計測が可能になりました。
さらに、ランニングパフォーマンステストやウォーキングテスト、そしてサイクリングテストといったテストが可能になり、トレーニングの効果を定期的にチェックできるようになっています。
さらに、Hill Splitter™やFuelWise™の利用も可能になり、ランニング中のアップダウンの計測ができ、水分、エネルギーの補給タイミングも知らせてくれます。
そして、ランニング中に見られるようになった情報として最も嬉しい機能は「komoot」のルードガイダンス機能が利用できるようになったことです。
komootは、あらかじめルートを作成してランニング中の表示画面にルートが表示されるものですが、初めて走るコースでも道に迷うことなく走りたかったコースを走ることができ、とても便利です。
フル活用するためには、有料のサービスに登録する必要がありますが、その価値があります。無料版でも希望する1地域の地図が利用できますので、お住まいの地域だけであれば無料で楽しんでいただけます。
通常手首からの心拍数測定は測定精度が低く、胸のセンサーで直接測定する正確な心拍数との間に大きなズレが生じやすくなります。そのため、心拍数ではなく、脈拍数と呼ばれ、誤差があるのが当然として利用されてきました。
しかし、Pacer Proに搭載されたPolar Precision Prime™センサーは、3色のLEDを合計10個使用して、浅い血流から深い位置の毛細血管の血流までを逃さず把握することができます。
このPacer Proからは、これまでのセンサーと違い、新たな改良が加えられて大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いサイズのセンサーになっています。
Pacer Proは、これまで上位機種にしか搭載されなかった機能を実現していますが、そのひとつがテスト機能です。
ウォーキングテスト、ランニングパフォーマンステスト、そしてサイクリングパフォーマンステストもできるようになりました。
ランナーが最も気になるのがランニングパフォーマンステストですが、ランニングパフォーマンスの現在のレベルを把握するだけではなく、トレーニングゾーンを最適化することにも役立ち、さらなるパフォーマンスアップに向けた手助けをしてくれます。
さらに、ウォーキングテストは、ウォーキングをスポーツとして始める人が多い今、とても便利な機能です。
Pacer proはランニングのための機能だけではなく、鮮やかで見やすいディスプレイの搭載にも成功しています。
MIP液晶の反射式カラーディスプレイは、周囲の明るさに応じてディスプレイの明るさを最適化し、ランニング中でも表示されるデータがくっきり見えるようになりました。
さらに、新しいプロセッサーを搭載することで、これまでの2倍の速さでデータ処理をしてくれ、内蔵メモリーも大容量になりました。
Pacer Proのすごいところは、これまでVantageシリーズの中間機種では実現しなかった手首でのパワー計測が可能になったこと、そして、komootのルートナビゲーションが利用可能になったことです。
手首でのランニングパワーの計測ができるのは、Vantage V2、Grit X、そしてGrit X Proの最上位機種だけでした。
また、ランニングパフォーマンステストもこの中でVantage V2、そしてGrit X Proのみで可能でしたが、Pacer Proで可能になりました。
ランナーにとって、自身のパフォーマンスの確認は、大会に出ることや、日々のランニングで「きつさ」や心拍数の状態でなんとなく予測することでしかできませんでした。
しかし、ランニングパフォーマンステストが可能になると、最大酸素摂取量など、具体的な数値で定期的に確認ができます。
しかも、ランニングの強度を安定して推定できるランニングパワーも利用できれば、かなり正確にパフォーマンスの変化をみることができます。
価格帯的に同等の機種であるVantage M2とは、ランニングパフォーマンスの分析機能面でかなりの差がついた印象です。
さらに、komootのルートナビゲーションが利用できれば、あらかじめ決めたルートを利用し、ランニング中も画面上で曲がるポイントなどを知らせてくれます。
この機能もVantage V2やGrit Xシリーズのみで利用できていましたが、Pacer Proでも利用できるようになりました。
ここまでの機能が搭載されると、同価格帯の機種と比べ物にならないという印象を受けますが、別の角度から考えると、デザインと必要な機能によって同価格帯の機種の中から選べるという選択肢の幅は広がりました。
他社製品との比較ですが、GarminではForeathlete245、そして同745で価格が税込¥49,280です。Pacer Proが税込¥43,780ですので、Pacer Proがややお得ですね。
機能についてみていきましょう。
Garmin社製のウォッチの特徴は、独自の決済機能「Garmin Pay」や音楽保存・再生機能に優れていますが、ランニングに関する機能は、血中酸素トラッキングの機能があり、酸素飽和度を推定してくれる点がポラールの製品にはない機能です。
他のトレーニング効果や回復状況の表示、日々のワークアウトの提案などの機能があり、これはどこのランニングウォッチでも標準的に装備されるようになってきました。
ポラール社の心拍センサーはPolar Precision Prime™センサーですが、パフォーマンスや疲労度などのコンディションを数値化する際に重要なのはその元になるランニング中のデータや睡眠中のデータです。
新しいPolar Precision Prime™センサーは、これまでよりやや小型化され、正確な心拍を測定する性能も進化を遂げています。一方、他社のセンサーはポラールに比べるとやや足踏み状態と言えるため、表示されるパフォーマンスやコンディションには若干のズレが生じる可能性もあります。
さらに、Pacer Proは、同じポラールでの比較でもそうでしたが、これまで上位機種でしか実現しなかった手首でのランニングパワーの計測が可能になっています。
GarminのForeathleteでも、まだこれは実現していません。外部センサー無しでこの機能が使用できることは大きなアドバンテージだと言えます。
ルートガイダンスについては、Garminでは、独自の地図機能でガイドしてくれる機能もありますが、Pacer Proでもkomootが利用できるようになっているため、こういった機能も今後は標準装備的なものになりそうです。
そして、ポラール製品では標準的になってきたFuelWise™ですが、これも他社には無い機能です。
FuelWise™は、一回に補給する炭水化物量とトレーニング時間、平均心拍ゾーンをあらかじめ設定することで、エネルギー補給回数を事前に知ることができ、適切な量の補給食を用意できます。
また、トレーニング中の心拍数の状況に応じて適切なタイミ ングでエネルギー補給のアラート（アラーム音+振動）で通知してくれます。
水分補給についてもトレーニン グ中に摂取が必要な総水分量が事前に分かるので、設定した時間ごとにアラートで通知してくれます。
これでエネルギー不足による低血糖状態になるハンガーノックや脱水症状を起こす可能性を抑えることができます。
ポラールにはトレーニング以外にも活用できる優れた機能が搭載されていますが機能が多いからこそ知られていない便利な機能がたくさんあります。こちらでは生活の一部としてポラールを取り入れてもらうためにご紹介したい機能を細かく解説していきます。
※商品によって搭載されている機能が異なります。ご紹介した機能が希望の商品に備わっているかは商品別の搭載機能一覧をご確認ください。
