ポラール最軽量のUNITEは、活動量や睡眠分析、フィットネスの記録が可能なスポーツウォッチの入門モデルです。カラーバリエーションも豊富で、身体を動かすモチベーションを高めてくれます。
Uniteは、24時間つけていてもストレスの少ない、ポラール最軽量の32g。
上位機種には標準装備のGPSはついていませんが、室内でのフィットネスや活動量、睡眠の分析は上位機種と変わらず高い精度でおこなうことができ、健康的な日々をサポートしてくれます。
通常手首からの心拍数測定は測定精度が低く、胸のセンサーで直接測定する正確な心拍数との間に大きなズレが生じやすくなります。そのため、心拍数ではなく、脈拍数と呼ばれ、誤差があるのが当然として利用されてきました。
しかし、Uniteに搭載されたPolar Precision Prime™センサーは、最上位機種のVantage V2と同じく3色のLEDを合計10個使用して、浅い血流から深い位置の毛細血管の血流までを逃さず把握することができます。
※Uniteには、皮膚接触センサーはついていません。
スポーツウォッチの睡眠分析機能も、もはや当然のものになりました。しかし、レム睡眠やノンレム睡眠の分析だけでは、本当の睡眠の質は詳しく分析できません。
ポラール製品では、手首の心拍センサーから、睡眠中の心拍変動と呼ばれる心拍と心拍の間隔（R-R間隔）の変化を測定し、睡眠中の自律神経の変化も睡眠分析に加えることで、より詳しく睡眠の質を観察することができます。
睡眠分析の結果は、Sleep Plus Stages™で確認することができ、4週間の平均値と比較して睡眠の改善や悪化状況がわかります。さらにNightly Recharge™では、前日の身体や心の疲れからどのくらい回復しているかが6段階でわかります。
FitSpark™は、これまでのトレーニングと睡眠による回復状況をみて、どんなトレーニングをすれば良いか提案してくれます。
筋力アップに取り組むべきか、または柔軟性のプログラムをやった方が良いのか、何をしようか迷った時に頼りになるサポート機能が搭載されています。
呼吸は、自律神経の働きをリラックスできる状態に導いてくれます。安静状態では、副交感神経の働きが優位になりますが、Igniteに搭載されたSerence™呼吸エクササイズが正しい呼吸法を教えてくれます。
寝る前にこの機能を使えば、さらに睡眠の質を高めて良い眠りを提供してくれます。
上位機種と比較すると、ランニングなどのスポーツというよりは、室内でのアクティビティやフィットネスといった場面で活用することをメインに作られています。
そのため、GPSは搭載されておらず、心拍センサーも皮膚接触センサーはなく、光学式のセンサーのみになりますが、Polar Precision Prime™センサーの強みである精度は他の商品と変わりありません。
皮膚接触センサーは、ランニングやサイクリングなど、やや激しめの動きが伴う時にその効果を発揮しますが、Uniteを使われる皆さんは、比較的軽めの運動が多いかと思います。
その場合は、2色10個の光学式センサーだけでも、かなりの高精度で心拍数の計測が可能です。皮膚接触センサーを省いたことで、超軽量と低価格も実現されていますので、たとえば一つ上位のIgnite2と迷った時に、自分に必要なのはどちらかによって決めていただければ良いかと思います。
表示される項目は、1週間でどのくらいトレーニングをしたかの週間サマリーや三大栄養素別の消費エネルギーも表示されますし、睡眠と回復の分析も上位機種と変わらずチェックできます。
さらに、FitSpark™デイリートレーニングガイドが、どんなトレーニングをすれば良いか時計上でアドバイスしてくれるので、何をするか迷わずにトレーニングできます。このあたりの機能はポラール全機種に搭載されていますので、高度な睡眠分析と同じく、ポラールの基本機能と言えます。
フィットネストラッカーとしてのUniteは、2021年3月号の家電批評で、「カラダ目線のスマートウォッチ」でBEST BUYに選ばれました。
Uniteになると、他の同様の機種が多く存在し、上位機種のようにGarminやSunntoだけではなく、最近家電量販店でも見かけるようになったFitBitやApple Watchといったブランドも比較対象になってきます。
特にApple Watchは多くの人が身につけているのを目にしますし、FitBitも有名で、アメリカバスケットボールのNBAのチームスポンサーにもなるなど、知名度も高くなっています。
そんな中で2021年のベストバイに選ばれた理由として、睡眠の質と自律神経をあわせて睡眠による疲労からの回復度合いがわかるという点や、32gという軽さを評価されていました。
あとは、値段的にも安さのポイントが高く、多くの人が高性能なスマートウォッチを手にしやすい点は強みだと言えます。
GPSが搭載されていない点が他のメーカーの商品に比べると劣っているかなと思いますが、スマートフォンアプリのPolar Beatと連携することで、走ったり歩いたりしたルートを地図に残すこともできます。
しかし、室内でのアクティビティやフィットネス、そして日常の活動を中心に数値化するスマートウォッチとしては、じゅうぶんな内容で、かつリーズナブルという点は自信を持ってお薦めすることができます。
ポラールにはトレーニング以外にも活用できる優れた機能が搭載されていますが機能が多いからこそ知られていない便利な機能がたくさんあります。こちらでは生活の一部としてポラールを取り入れてもらうためにご紹介したい機能を細かく解説していきます。
※商品によって搭載されている機能が異なります。ご紹介した機能が希望の商品に備わっているかは商品別の搭載機能一覧をご確認ください。
