Vantage M2はランナーに人気の高い軽量で高機能のマルチスポーツウォッチPolar Vantage Mの次世代モデルです。
Vantage M2では、フットポッドなどの外部センサーを使用することで、ランニングパワーの計測が可能で、心拍数やペースのトレーニング目的別ゾーンを確認することが出来ます。もちろん、日本の衛星測位システム「みちびき(QZSS)」にも対応しており、精度の高いGPS機能であなたのランニングルートを地図上に描いてくれます。
ポラールのランニングウォッチとしては、Vantageシリーズの中で最も軽量の45gと、フルマラソンなど長距離ランニングでのストレスを少しでも軽減できる作りになっています。
通常手首からの心拍数測定は測定精度が低く、胸のセンサーで直接測定する正確な心拍数との間に大きなズレが生じやすくなります。
そのため、心拍数ではなく、脈拍数と呼ばれ、誤差があるのが当然として利用されてきました。
しかし、Vantage Mに搭載されたPolar Precision Prime™センサーは、2色のLEDを合計9個使用して、浅い血流から深い位置の毛細血管の血流までを逃さず把握することができます。
さらに皮膚接触センサーと3D加速度センサーも4個搭載しており、手の動きによる誤差(モーションアーチファクト)を補正し、脈拍計測の精度を心拍測定と言っても遜色ないレベルまで高めています。
Vantage Mに搭載されたトレーニング負荷の分析機能、トレーニング負荷PRO™は、心肺機能の負荷を「カーディオ負荷」、ランナーが感じる感覚的な負荷を「自覚的負荷」、パワー計測が可能になるフットポッドや自転車のパワーメーターを利用したパワー計測をおこなうことで筋肉の疲労度を分析できる「筋肉負荷」の3種類の負荷を分析し、カラダのどの部分に疲労が溜まってきているかを確認することができます。
この機能は、走る量やスピードを、疲労の度合いにより調整したり、休みを入れたりするタイミングを計るのにとても便利で、怪我に悩まされることなく、ゴールまで走るためにランナーにとっては必須な機能です。
マラソンなど長時間の活動で必要な水分やエネルギー補給のアドバイスを事前にしてくれるFuelWise™がVantage M2にも搭載されました。事前に栄養補給のタイミングがわかっていれば、安心して走り続けることができます。
FuelWise™リマインダーの機能が摂取のタイミングもアラーム音と振動で教えてくれるので、タイミングを逃すこともなくなります。
ポラールの真骨頂である心拍計測は、胸部に装着するH10心拍センサーによってさらに有意義なものになります。
Recovery Proはトレーニング刺激からの回復度合いを分析し、疲れ具合や身体を休めるべきタイミングを知らせてくれます。
スポーツウォッチの睡眠分析機能も、もはや当然のものになりました。しかし、レム睡眠やノンレム睡眠の分析だけでは、本当の睡眠の質は詳しく分析できません。
ポラール製品では、手首の心拍センサーから、睡眠中の心拍変動と呼ばれる心拍と心拍の間隔(R-R間隔)の変化を測定し、睡眠中の自律神経の変化も睡眠分析に加えることで、より詳しく睡眠の質を観察することができます。
Vantage M2は、Vantage Mに新機能が加わりました。睡眠分析や活動量の計測とフィードバックは、ポラールの全機種に備わった基本機能となりますが、トレーニングから得られるデータは、機種によって異なってきます。
上位機種のVantage V2やGrit X PROは、搭載可能な全ての機能が搭載されていますが、Vantage M2は全ての機能を搭載というわけにはいきません。
しかし、上位機種から受け継いだ必要最低限の使える機能はしっかりと搭載されています。
その一つが、FuelWise™スマート栄養補給アシスタントです。例えば、長時間のマラソンやサイクリングなどでは、途中の栄養補給が必要になります。その栄養補給の適切なタイミングとアドバイスしてくれます。
これは、必要な量やタイミングを事前に決めておくことで、通知で知らせてくれます。同じように、ドリンクリマインダーをセットしておけば、水分補給も促してくれます。これはVantage Mには無かった機能ですし、マラソン大会の時はとても助かります。
他にも、最新機種では前モデルでは表示されなかった天気情報なども表示されるようになりました。
また、心拍センサーとしてジムのトレッドミルやバイクなどの機器に接続すれば、手首で測定している心拍数を、機器に表示できるようになりました。
これだけの機能を備えておきながら、45gと軽量で上位機種より20-30g軽く、さらに値段も手にしやすい価格帯になっています。
手頃なスポーツウォッチで機能と価格のバランスが最も良いと思うのが、このVantage M2です。
Vantage M2と比べることができる他のメーカーの製品は、GarminではForeathlete 745で価格が税込¥49,280です。
Vantage M2は税込¥43,780ですので、Vantage M2がややお得ですね。先行機種のVantage Mは税込¥39,380だったので、新たな機能が追加されたVantage M2が少し値段は上がりました。
機能についてみていきましょう。
まず、Vantage M2の最大の魅力は、その軽さにあります。
本体とベルトを合わせた総重量が45gと、ポラールのランニングウォッチの中では最も軽い重量です。他のメーカーのたとえば先にも紹介したGarmin Foreathlete745も47gですので、ほぼ同等です。
手に持っていただいた瞬間、その軽さを感じていただけると思います。
そして、Vantage M2に新たに搭載された機能として、天気情報の表示があげられます。Vantage Mでは表示されていませんでしたが、Garmin Foreathlete745では表示される機能があるため、Vantage M2でその機能に追いついたことになります。天気情報が表示されるということは、たとえば夕方に走ろうかなと思っている時に、すぐに天気を確認したりできるため、ランナーにとってはとても助かる機能ですね。
同様の便利機能では、スマートフォンとの連携による、音楽再生コントロール機能がありますが、これもVantage M2から搭載されました。やはりGarminでは標準的な機能といえるものでしたので、ポラールが追いついてきたというところです。
ただし、Garmin社製のようにデバイスの中に音楽を保存できる機能はありません。
こういったスマートウォッチの機能は、Garmin社製品に先行されている感がやはりありますが、心拍センサーとしての機能はどうでしょうか?
Vantage M2には、ポラール自慢のセンサーであるPolar Precision Prime™センサーが搭載されています。
2色のLEDを合計10個使用して、光の色の違いで浅い血流から深い血流までを逃さず把握することができます。
この心拍センサーの機能こそが、ポラールが最も優れていると言えるところです。
また、光のセンサーだけではなく、皮膚接触センサーも併せて搭載されており、手首での心拍数測定の時によく起きる、動作の影響を排除してくれます。
この皮膚接触センサーは、他のメーカーの機種にはないポラール独自の機能と言えます。
ポラールにはトレーニング以外にも活用できる優れた機能が搭載されていますが機能が多いからこそ知られていない便利な機能がたくさんあります。こちらでは生活の一部としてポラールを取り入れてもらうためにご紹介したい機能を細かく解説していきます。
※商品によって搭載されている機能が異なります。ご紹介した機能が希望の商品に備わっているかは商品別の搭載機能一覧をご確認ください。