なんで走るの?|STRAVAの調査

「なんで走るの?」と聞かれたことがあるランナーは多いのではないでしょうか?
そんなランナーの走る理由や続ける理由を、世界中のランナーやサイクリスト向けアプリケーションを展開するSTRAVAが調査しました。
今日は25000人のSTRAVAランナーを対象におこなわれた調査の結果を紹介します。
あなたも自分と重ね合わせてみてください。共感できるところや、今までは思ってもみなかったランナーの気持ちを知ることができるかもしれません。
以下スライドの出典:WHY WE RUN(STRAVA)
ランナーが好きなもの・嫌いなもの
ランナーが好きなもの、それは「ゴールの瞬間」でした。特にマラソン大会に出る人は、あの辛い時間が終わる瞬間はたまらないですね。日常のランニングでも、家やゴールに戻ってきたときは、とても気持ちよく、達成感を感じます。
ランニング後のスナックとドリンクが多いのも、「楽しみ」のために走っている人が多い理由でしょうか?そのために、4%の人が「嫌い」と答えた「最初の1マイル(1.6km)の辛さ」を感じても、頑張って走り続けるのかもしれませんね。

走る理由
この調査からは、走る理由として「健康」「習慣」「コミュニティー」そして「願望」の4つのテーマが見えてきたそうです。

ランニングを始めたときに期待したことで最も多かったのが「健康」です。そして、全体の8%が「より健康になる」という選択肢のみを選んでいましたが、68%は複数の選択肢を選んでいたようで、いろいろなことを期待して始めた人が多いということがわかります。

ランニングを始めた理由を、さらに細かく分解するとこんな感じです。
「より健康になる」「達成感を感じる」という項目が大きいのがわかります。
さらに、ランニングを続けていくうちに、個人的な成長や「他者とのつながり」が重要になってきていたということもわかっています。
日本人の走る理由
走る理由は、国によっても違いがあるそうで、日本人は不安や気分の落ち込みを解消するのに役立つと考えている人が多かったようです。

アメリカでは「走ることは強くなる」という期待を持っている人が多く、「ボディラインを美しくしたい」と考えている人はドイツで多く、そして「健康上の不安を抱えて始めてた」というのは、ブラジルで多かったようです。健康上の不安は、日本も多いですね。



人生の節目にもランニング

先ほどは、日本人が「不安」の解消に役立てている人が多いという結果を見ましたが。こちらの結果からもランニングが精神的な適応を助けてくれるということがわかります。
30%以上のランナーが、過去6カ月以内に「人生の大きな節目」と言える経験をしていましたが、その経験が辛いものである場合、ランニングがそれに対する適応を助けてくれたと回答しているランナーが多かったそうです。
一人で走る?みんなで走る?
みなさんは、普段一人で走りますか?それともグループランが多いですか?
今回の調査で、日本人は一人で走る人が多かったという結果だったそうです。全体では、ほぼ半数が友達やランニングクラブのメンバーなどと一緒に走っていると回答しています。
手軽にできるランニングは、一人でも走りたいときに走れるメリットがあります。働く人にとっては、人と時間を合わせるのもなかなか難しいと思います。忙しい日本の人では、ひとりでのランが多いのかもしれませんね。


とはいえ、東京ではランニングスポットに行ってみると、たくさんのグループやランニングクラブが走っていますので、今は一人だけど、クラブやグループで走りたいなと考えている人は、自分に合いそうなグループやクラブを探してみるのも良いと思います。
世界各地で人それぞれの楽しみ方
いかがでしょうか?走り方には共通するモチベーションや期待できる効果もありますし、住んでいる国や地域によって楽しみ方や目的も異なる特徴があることがわかりますね。
そんな違いはあるものの、走る理由は何か「良い効果」に期待を持っていることが全てに共通しています。
ランニングは、走り方次第で身体にも心にも良い効果をもたらしてくれます。
「楽しくなくなって走るのをやめた」という人がゼロで、みんなが楽しく走り続けられるよう、これからも一緒に楽しみながらサポートを続けていきたいと思います。
みなさんも、走ることを楽しみ続けてください。
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