ランニングの効果的な走り方 第三弾|足の着き方でケガを防ぐにはベアフット??

“走る民族”の強さ

みなさんは「ララムリ=走る民族(別名タラウマラ族)」をご存じでしょうか?
メキシコの山岳地帯に住むこのララムリは「BORN TO RUN 走るために生まれた」という本に出てきます!
浅草キッドの水道橋博士もオススメの一冊です!笑
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 “ワラチ”で一晩中でも二晩中でも走り続ける

ララムリは、子供から大人まで、男女を問わず「走る民族」なんです
ララムリの子供達には、父親が作ったボールを一晩中蹴りながら走る「ララヒッパリ」という伝統行事もあったりします
その時、家族や村のみんなは、子供達を一晩中応援するんですね!

さらに驚きなのは、彼らの足元なんですが、「ワラチ(草鞋みたいですね)」と呼ばれる、タイヤのゴムと革紐で作ったサンダルを履いて走り続けるということです

しかも、彼らは、200kmとか走るのに、ほとんどケガをしないという。いったいどうなっているんでしょうか?!

タラウマラ族は脇にそれて駐車場に入り、リック・フィッシャーのバンに向かった。そしてまるで殺人アリにたかられたかのように脚をバタバタ振って、黄色のロックポートを脱ぎ捨てた。リックとキティが予定どおり、ワラチをスタンバイしていた。シューズの宣伝はもう終わりだ。

タラウマラ族は片膝をつくと、革紐を足首からふくらはぎにかけて巻きつけ、ギターの弦のチューニングをするように張り具合を念入りに調節した。これはまさに芸術で、一本の革紐でゴムの切れ端を足の底にぴったりフットさせるため、砂と岩の多い残り87マイル(約139km)の山岳路を走るあいだにゴムがずれたり、はためいたりすることはない。履き終えた彼らは立ちあがり、すぐさまジョニー・サンドヴァルを追いかけた。

BORN TO RUN 13章 p114から引用

彼らは、ランニングシューズを履いて走ると、必ず脚が痛くなってしまうそうです。でも、ワラチで走れば、脚を傷めてしまったりということはほぼ無し
だから、ワラチでしか走りたくないんですね!用品メーカーも「この靴はケガをしないで走れる!」という宣伝をしたくて、彼らにシューズを履いて走ってもらおうとしますが、ことごとく失敗
しかもララムリが欲しがる報酬は大好きな「トウモロコシ」だそうです(笑

彼らと私たちの違うところ

こういった話や、アフリカの選手達はずっと裸足で走っているというのがわかると、ランニングには裸足がきっと良いんだ!ということで「ベアフット(裸足)」でのランニングや、ベアフットシューズといったものが出てくるようになりました

私も一度、あるランニングコースで、ワラチのようなものを履いて走っている人を見かけたことがあります。でも、その人は「足を引きずり、とても辛そう」でした

私たちは、ララムリやアフリカの人たちとは、育つ環境も普段の習慣も全く違いますからね、単純に真似して良いかと言ったら「ソリャムリ」ですね

でもやっぱりケガはしたくないから、どうしたらよいの?

とは言え、ベアフットでのランニングが、ケガを予防できるのでは?という考えにつながるようなデータも実際にでています
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ベアフットランニングはシューズを履いている場合と比べて、接地をして支持をしている時に股関節がひどく内転したり、内側に捻れたり、そして支持脚と逆側の骨盤が落ちるような、痛みにつながる動きを軽減させるということがわかった
こういった股関節の動きは、特に女性のランナーにとっては、膝の痛みにつながる「良くない動き」であり、この研究ではベアフットランニングがそういった障害を予防したり、その治療に役立てたりできる可能性があるということがわかった

参考文献:McCarthy C, Fleming N, Donne B, Blanksby B. Barefoot Running and Hip Kinematics: Good News for the Knee? Med Sci Sports Exerc. 2014 Sep 9.

この研究は、23名の習慣的にシューズを履いてランニングをしている女性を対象におこなわれていますが、「ケガの予防の可能性」という点では、朗報ですね!
結果の中では、シューズを履いた場合は接地がリアフットで、裸足の場合にはフォアフットになっていたということも書かれていました

ということは、シューズの選び方がとても重要だということが言えるかもしれませんね!
生まれてからずっと裸足で走れていれば、そのままで突っ走っても良いかもしれませんが、私たちは普段シューズを履かないで走るというわけにはいかないものです

底が厚くてクッションの効いたものが良いのか?
またはある程度薄くて、裸足感覚で走れるようなものが良いのか?

となった場合、この研究結果からいくと、後者のほうが良さそうですね〜
ただし、シューズだけが全てを決めるわけではありませんし、無理矢理なフォアフット接地をひたすら練習するというのもまた違います

自然と脚に負担のかからない接地になる走り方やシューズ選び、そして

筋力をつけることや、レベルに合わせた距離や時間スピードの設定などなど。
その具体的な方法は、ここじゃ書ききれないくらいたくさんあります

ちなみに私が出た小学校は、春から夏の期間は、「通学時の靴下は履かず、学校内では上履きなしの裸足で、外で遊ぶときも裸足」と決められていて、校庭にあるお城の跡の小さな山で遊んだり、一輪車や竹馬、サッカーをするときなども裸足でやっていました。小さいときからそういった習慣を持つということは、運動能力の発達やスポーツをするうえでのケガの予防にも、もしかしたら関係あるんじゃないかな?と、勝手に思っています

IMG_1729写真:母校の佐賀県白石町立須古小学校

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